It is not the strongest of the species that survives,
nor the most intelligent that survives.
It is the one that is the most adaptable to change.

               Charles Darwin

2011年3月27日日曜日

被災された方々にお見舞い申し上げます

私はここ数年「次世代に引継げる社会の構築」に貢献できる仕事をしたいと思っておりましたところ、この4月から社会貢献できる職に就くことになりました。また、今回の震災で被災された方の役にもたつよう、職務を遂行してまいる所存でいます。

さて、最近読んだ書籍の中で、これからの日本で発達してゆくであろう、そして震災の被害を受けた今の日本はこの手法を世界最大規模で実践できるであろうと思われるビジネス手法を紹介しているものがありました。それは、2006年ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が著した「ソーシャル・ビジネス革命」(ムハマド・ユヌス氏 早川書房)です。日本が今、無利子国債を発行しようとしています(現在の案では相続対策に使えるという点がユヌス氏の思想と反しますが・・・)が、この思想はユヌス氏のソーシャル・ビジネスの国家版となり得るのではないでしょうか。以下、この本の中で私が気に入った箇所をご紹介します。

*ソーシャル・ビジネスという概念
現代の資本主義理論の最大の欠陥とは、人間の本質を誤解している点である。利益を最大化することが唯一の目的であるとして人間を一次元的な存在としてしか見ていない。人間が多次元的な存在であるという点を見落としている。人間の幸福には金儲けだけでなく様々な要素が絡み合っているはずである。
利己心と利他心を併せ持つ多次元的な人間像を取り込むと2種類のビジネスが必要になる。一つは個人的利益を追求するビジネス、もう一つは他者の利益に専念するビジネスで、これが「ソーシャル・ビジネス」。
*なぜ今、ソーシャル・ビジネスなのか?
ソーシャル・ビジネスの目的は商品やサービスの製造・販売などビジネスの手法を用いて社会問題を解決すること。
ソーシャル・ビジネスの「七原則」
①経営目的は利潤の最大化ではなく人々や社会を脅かす貧困・健康・教育・情報アクセス・環境といった問題を解決することである。
②財務的・経済的な持続可能性を実現する。
③投資家は投資額のみを回収できる。投資の元本を超える配当は行なわれない。
④投資額を返済して残る利益は会社の拡大や改善のために留保される。
⑤環境に配慮する。
⑥従業員に市場賃金と標準以上の労働条件を提供する。
⑦楽しむ。

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